私たちの組織は、定年をむかえた男性や女性の方、健康になりたいと思う主婦の方、
小さなお子さんがいるお母さん、病気をして健康になりたい方、そんな方々がお仕事に
励んでいらっしゃいます。
年齢も20歳から、上は70歳代とさまざまです。
ポスティングのお仕事は慣れるまで大変ですが、ご自分の体が少しずつ健康に元気に
なっていくと共に、地域の人々や、お客さまにも喜んで頂ける仕事です。
きっと誇りに思える素晴らしい仕事になると思います。
私とポスティングの出会い
ポスティングを、やってよかったと思います。始めてから6ヶ月がたちましたが、あらためて、そう思いますね。なんてったってお金が入るし、歩いて体重も落ちるし、風邪もひかなくなりました。私は季節の変わり目に毎年決まって風邪を引くのですが、今年は春から夏へ、夏から秋へと季節が変わっても、元気なまま。やっぱり歩くのって健康にいいんですね。
そのおかげで体力も免疫力も充分に上がったことを実感しています。
そもそも私がポスティングに興味を持ったのは、街で配付をしている人を見かけたから。山歩きが趣味なので、ポスティングを散歩がわりにトレーニングがわりにできないものか、と思いました。
しかし今年、還暦の私にポスティングができるか?!
とはいっても私は今年60歳。はたして使ってもらえるかどうか。サラリーマンなら定年を迎える年。一応、自営業を続けている私は、毎日ポスティングをすることができません。
それで、ダメでもともとと思い連絡をしてみると「ウチでは70代の方も元気に配っていますよ。それに勤務日も自由、自己申告をして自分のペースで働けます」との返事。それなら自分でもできる。本業を続けながら「副収入と健康」も手にはいるぞ!とニンマリしたのです。
ポスティング会社「アドネット」で、ポスティング・デビュー
ポスティング・デビューしたのは春4月でした。何か新しいことを始めるのにピッタリの季節。それ以来、私は「アドネット」のお世話になってポスティングを続けています。
初日の研修はどうだったかを、今思い出してみると、2時間ほど先輩にくっついてポスティングの仕方を見せてもらいましたね。といっても住宅街のポストにチラシを入れるだけ。それなのに、その先輩は一日一万円近くを稼いでいるとのこと。週5日働いて、充分生活が成り立つと言っていました。驚くことにそれ以上稼いでいる人が何人もいるというのです。それなら本業をたたんで、ポスティングの仕事に全面的シフトをしようかなどと虫のいいことを考えたのを思い出します(笑)。
やればやるほど上達するのがポスティング。そうすれば収入も必然的に…
研修の翌日、いよいよ一人で配り始めたのですが、配布エリアの地図とその日配るチラシを渡され、「いってらっしゃい」と送り出されたのにはビックリ。その地図をどう活用するのか、どのようなルートで回るのか、どうやったら配布エリアの全部のお宅に短時間でチラシを配布できるのか、まったく説明はなし。とにかくやってみなさい、と言うのです。だからでしょう、チラシの枚数も今私が配っている半分以下でした。
研修の時に先輩も言っていました。「効率よく配布するにはある程度の経験が必要だよ」と。でも「やればやるほど上達するのがポスティングだよ」と。だから「わからないこと知りたいことがあれば、どんどん先輩たちに教えてもらいなさい」と。
その時の先輩の言葉は、半年間やってみた今だから理解できます。ポスティングの仕方にこれといった決まりはないんです。配布員は一人ひとりが自分なりに工夫して、自分のやりやすいように配っているんです。そのためには、とにかく場数を踏むこと。慣れること。そして先輩から教わること。ポスティング会社「アドネット」の先輩方は快く答えてくれたので、私が配る枚数も順調に増え、受け取る収入も上がりました。とはいえ先輩方の領域(技術も収入も)へは、まだまだ遠く及びませんが…。
自分で工夫し、自分で決められるから、ポスティングは面白い。
実は、私もあることを工夫しました。ほんとにちっちゃなことで恥ずかしいんですけれど。それは指サックの使い方。ポスティングでは多くの配布員が親指と人差し指にゴムの指サックをしています。これはチラシを1枚1枚つまみやすいから。しかし私の場合、指にも汗をかくためスルッと抜けてしまうんです。それで投函したチラシとともに指サックもポストの中へポトリ(笑)。それを防止するため100円ショップで買った薄手の綿の手袋を付けてから指サックをしてみました。これはうまくいきましたね。指に汗をかいても綿の手袋が吸収して指サックは抜けなくなりました。しかも、顔の汗も手袋の甲でサッとふけるんで、まさに一石二鳥(笑)。
人間関係に悩んでいる人にお勧めしたいポスティング
この仕事は地図とチラシを受け取って会社を出たら、先輩も上司もいません。つまり、誰からも指示されたり命令されたりすることはないわけです。これは60歳になったオジサンにはホッとします。大学生のような若者に顎で使われることがないからです。ポスティングには、わずらわしい人間関係がいっさいないんです。だから、もし学校や会社の人間関係でトラブっているのなら、ポスティングという仕事はその人の救いになるのでは、と思います。
しかし他人のポストにチラシを投函することに最初は不安や抵抗もあるでしょう。確かに、投函禁止の張り紙がしてあったり、マンションの管理人に断られたりします。そうしたら入れなければいいだけ。「せっかく、ためになる情報を持ってきたのに、もったいないなぁ」と思います。
反面、配布エリアの住人と「おはよう」の挨拶を交わしたり、庭で掃除をしていた人が「ありがとう」と受け取ってくれたりもします。配布OKのマンションで、きれいに整列したポストにチラシを投函している間、そこの管理人と楽しくおしゃべりをすることもあります。ポスティングには人間関係のしがらみはありません。それどころかウォーキングはストレス発散にも効果大!なんです(笑)。
ポスティングで健康になる?
最後に厳しいことも書きます。ポスティングは一度会社を出たら100%アウトドアの仕事です。だから暑い日も寒い日も雨の日もあります。
私はこの夏の猛暑を体験しましたが、さすがにキツカッタというのが本音です。しかしキツイのは最初からわかっていたことだから、熱中症対策に2リットルの水分をリュックに入れ、直射日光を遮るため麦わら帽子をかぶりました。日焼け止めクリームや瞬間冷却スプレーも持ち歩いて利用しました。でもポスティングを終えて会社に戻ると、日に焼けてまっ黒になった先輩や仲間が元気に笑っていました。そんな光景に何度勇気づけられたことか。
もう一度いいます。ポスティングは100%アウトドアの仕事で、ずっと歩きどおしです。前日、飲み過ぎたり睡眠不足だったりすると、ツライ思いをするのは自分なんです。だから自己管理をしっかりすることが、この仕事を楽しめる一番のコツなんですね。ポスティングをすれば自然と健康になれるという言い方もありますが、ポスティングをして自分自身を健康にする、というのが6ヶ月ポスティングをした得た私の思いなんです。
さて、これからも冬に向けて歩き続ける私ですが、そんな私の体験談がポスティングに興味を持っているであろう皆様のお役に立てばとても嬉しく思います。