ポスティング業者の選び方。6つの比較ポイントを紹介
ポスティングはまれに住民の方からのクレームが発生します。ポスティング業者ではクレーム対応も請け負っているので、ポスティングを行う際は専門の業者に依頼するのがおすすめです。
とはいえ、ネットで検索すると日本全国には実に多くのポスティング業者が存在します。
中には決して良質とはいえないサービスの業者もありますので、ポスティング業者を見極めることも大切です。
この記事では、ポスティング業者の選び方、反響を上げるポイントを中心に紹介しています。ぜひ販促活動の参考にしてみてください!
目次
ポスティング業者は「安いから親切」とは限りません
格安の値段でポスティングを提供している業者は、依頼する側からすると魅力的ですが、注意が必要です。
というのも、ポスティング費用は「人件費」をもとに算出されているからです。
ポスティングには配布スタッフの給与はもちろん、スタッフの管理費、チラシの保管費や運搬費など、様々な費用が発生します。相場よりもはるかに安い値段でサービスを提供している業者は、本来必要である人件費を確保できていない可能性があります。
人件費が確保できないと、ポスティングの品質自体にも、以下のような影響があります。
- 配布スタッフの管理体制が不十分で、クレームやトラブルが発生しやすくなる
- 必要な人材を確保できず、チラシを配り切れない可能性がある
関連コンテンツ:ポスティング費用はどれくらいかかる?料金の内訳と平均相場
優良なポスティング業者を見分ける6つのポイント
人件費が確保できないと、ポスティングの品質自体にも、以下のような影響があります。
適切な配布料金でサービスを提供しているか
前章でもお伝えしましたが、配布料金が適切かどうかは確認しておくとよいでしょう。
そのエリアでの配布料金の相場を確認し、相場と比べて極端に高い、もしくは極端に低い業者に関しては、費用の内訳について質問してみるとよいでしょう。
配布エリアや期間によっても費用は変わってきますので、まずは見積もりを取ってみて、複数社を比較してみるのもよいかもしれません。
配布エリアについてくわしい知見を持っているか
ポスティング業者が、配布するエリアについてくわしいかどうかも、品質を見分けるポイントになります。
配布実績の豊富なポスティング業者であれば、「どのエリアに配布すると効果がありますか?」といった質問にも、的確な回答をくれるはずです。
また、多くのポスティング業者では、GIS(地域情報システム)を使って配布エリアを選定しています。国勢調査のデータなどを用いているため、数値的な信ぴょう性も高いのが特徴です。
GISを活用している業者であるかどうかも、判断のポイントにしてみるとよいでしょう。
配布スタッフの教育・管理体制は十分か
チラシの配布は、ポスティング業者に所属するアルバイト・業務委託の人材が行います。そのため、配布スタッフの教育・管理体制は、ポスティング業者の品質を見極める大切なポイントです。
教育体制については「配布マニュアルは用意されているか」「新人は事前に研修を行っているか」といったポイントを確認しておくとよいでしょう。
管理体制については、「GPSの有無」で確認できます。配布スタッフがサボらず作業を行っているかどうかは、GPSの軌跡を見ることで明らかになるからです。
クレームが発生した時の対応が明確か
クレームの発生率をゼロにすることはできません。そのため、万が一クレームが起きた場合に備えることも大切です。
優良なポスティング業者はクレーム対応もサービスに含まれています。事前に確認しておきましょう。
配布完了の報告があるか
「無事にチラシを配布しました」という報告制度がある業者かどうか、事前に確認しておきましょう。「配布完了報告書」として、どのエリアを、どの期間内で配り終えたのか明確に提示できるという業者の方が、品質面で優れているといえます。
ポスティング関連団体に加盟しているか
「日本ポスティング協同組合」「全日本ポスティング協会」などの関連団体に所属している業者かどうかも、品質面を見極めるポイントです。
なぜなら、団体への加盟にあたっては、配布品質について厳正な審査が行われるからです。
つまり、団体に加盟している業者は、品質の一定のラインをクリアしていると考えられます。
アドネットは練馬・杉並・武蔵野・三鷹エリアでポスティングを承っております。
チラシ制作からポスティングまで、お気軽にご相談ください。
ポスティング業者に依頼できる作業
「ポスティングを自社で行った方が、コストもかからないしお得なんじゃないか?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、ポスティング作業は想像以上に時間的コストがかかります。自社の人員を駆り出した結果、必要な社内業務に時間が割けなくなってしまう可能性があります。
また、実績の豊富なポスティング業者であれば、反響の高いエリアや読まれやすいチラシデザインなどの知見があります。
そのため、ポスティングにまつわる作業は、プロの業者に一任した方が結果として満足度の高いポスティングになると考えます。
ポスティング業者に依頼できる作業には、以下のようなものがあります。
チラシの配布
チラシの配布はとても骨の折れる作業です。夏場は暑く、冬場は寒いということもありますし、建物の密集度によっては一軒一軒の移動距離も異なります。自社の限られた人員で配布を行うとすると、想定していた以上の労力が必要になります。
一方、配布員を多く抱えるポスティング業者であれば、複数名で配布を行うため、大量のチラシを短期間で配り終えることができます。
よって、チラシの配布はポスティング業者にお任せするのがよいでしょう。
配布エリアの選定
ポスティングでは、「どこにチラシを配るのか」のエリア選定も重要になります。この作業も、ポスティング業者に行ってもらうことができます。
特にポスティングは町丁目単位までエリアを指定できるのが利点でもあります。
地域密着型のポスティング業者であれば、過去に反響が大きかったエリアについてもアドバイスがもらえるでしょう。
また、GIS(地理情報システム)を取り入れている業者であれば、国勢調査などのデータを参照しているので情報の信ぴょう性も高いです。
クレーム対応
ポスティングではまれにクレームが発生することもあります。ポスティングを業者に依頼する場合、万が一のクレーム対応まで請け負ってくれる業者がほとんどです。
また、過去にクレームが発生したことのある「禁止物件」などは事前にエリアから除外してくれるので、極力クレームを避けることも可能です。
チラシのデザイン・印刷
業者によりけりですが、中にはチラシのデザイン・制作から請け負ってくれる業者もあります。
チラシのデザインは、いわばポスティングの成功の要となる部分ですので、社内にデザインのノウハウが無い人は、制作も依頼するとよいでしょう。
しかし、当然ながらチラシの制作費は配布費用とは別に発生します。社内でかけられるコストと相談しつつ、依頼を検討してみてください。
アドネットは練馬・杉並・武蔵野・三鷹エリアでポスティングを承っております。
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業者選び以外でポスティングの反響を上げるには
業者選び以外にも、ポスティング効果を上げるポイントがあります。
各項目について、くわしく見ていきましょう。
チラシのターゲットを明確にする
チラシはランダムに配るよりもある程度明確なターゲットを定めたほうが反響が上がります。また、ターゲットを定めることで、チラシデザインの方向性やキャッチコピーも作りやすくなるでしょう。
「ターゲット」とは、年代・性別などの属性で分けた一定の集団を表します。ターゲットをさらに「個別の人物像」まで掘り下げることを、マーケティングでは「ペルソナ設定」と呼びます。
ペルソナ設定では、たとえば以下のような要素について細かく設定していきます。
プロフィール | 名前・性別・年齢・居住地・職業・年収・家族構成など |
---|---|
ライフスタイル | 趣味・休日の過ごし方・好きな食べ物など |
価値観 | 性格・お金の使い方・商品を選ぶ基準など |
悩みとニーズ | 今現在抱えている悩み・解決策・商品購入の懸念事項など |
やや面倒に思えるかもしれませんが、ペルソナを設定することで「確実に誰かの心に刺さるチラシ」が作りやすくなるのです。
配布する時間帯・曜日も意識する
配布タイミングの検討は、ポスティングの効果を最大化するために重要な要素です。
たとえば、チラシは「土曜日」が最も閲覧率が高いとされています。それは平日は時間の取れない社会人も時間が作れるからです。
ただし、このことはいわば「周知の事実」と化しており、土曜日は多くのチラシが配布されます。複数枚のチラシの中で自社のチラシを目立たせることは容易ではありません。
このようなケースにも備えて、日曜日~水曜日のあいだに配布をずらしてみるのも戦略の1つでしょう。
また、多くの人が帰宅のタイミングでポストを開けるはずです。社会人であれば夕方の時間帯がチラシの接触タイミングとして考えられます。一方で、平日は在宅している主婦(夫)層を狙うのであれば午前中から昼間にかけて配布、高齢者であれば午前中にチラシを配布するなど、ターゲットに合わせた工夫も求められます。
ちなみに、ポスティングは早朝・深夜は避けるのが無難です。あくまで常識ある時間帯に投函するようにしましょう。
関連コンテンツ:1年の中で反響の高い時期ってあるの? 曜日ごとのポスティングの特性もご紹介!
ポスティング後は必ず効果測定を行う
効果測定と改善は、ポスティングの成功に不可欠なプロセスです。
効果測定では、クーポンコードの使用率や来店時のアンケート、問い合わせ数などを通じて、チラシの反響を数値化します。一般的な反響率は0.01~0.3%程度とされています。
次に、収集したデータを分析し、どのエリアや内容のチラシが効果的だったかを把握します。例えば、特定の地域での反応が良かった場合、その地域の特性を考慮して次回のチラシ内容を調整します。
分析結果に基づいてチラシのデザイン、コピー、配布エリア、タイミングなどを見直します。また、ポスティング以外の手法(ウェブ広告やSNS)との組み合わせも検討し、総合的なマーケティング戦略の最適化を図ります。
このサイクルを継続的に実施することで、より効果的なポスティング戦略を構築できるでしょう。
関連コンテンツ:
ポスティングの効果測定とは?反響率を高めるポイントも紹介
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ポスティング業者に対してよくある質問【FAQ】
ポスティングを依頼するにあたって寄せられることの多い質問にお答えします。
Q.チラシを配るのはどんな人たちですか?
多くはパート・アルバイトや業務委託のスタッフがチラシを配布します。弊社アドネットの場合は、20~70代まで幅広いスタッフが活躍しています。
優良なポスティング業者であれば座学・実地を含めしっかりと研修を行っているため、安心して配布を任せましょう。
関連コンテンツ:
スタッフのポスティングライフ
Q.雨の日もチラシを配るんですか?
雨の日はチラシを配布しないポスティング業者が多いです。それは、チラシが濡れることで住民の方からのクレームにつながりやすいからです。
配布完了期日が迫っている場合など、やむにやまれず配布しなければならない時は、チラシをビニールに入れて持ち運ぶなど、徹底的な防水対策を行っています。
Q.どのくらいの頻度でポスティングするといいですか?
業種によって様々です。
たとえばスーパーマーケットは毎日の食事で足を運ぶ人が多いですから、週に1~2回配るのも効果的です。
反対に、美容室は多い人でも月に1回程度だと考えられるため、配布頻度は2~3か月に1度が望ましいでしょう。
定期的にポスティングを行うことは自社の存在や商品を覚えてもらうために効果的ですが、あまりしつこいとマイナスイメージにつながってしまうので注意が必要です。
関連コンテンツ: ポスティングの頻度はどれくらいがベスト?業種別に紹介
Q.どんなチラシでも配ってもらえますか?
配布にあたっては、簡単なチラシ内容の審査があります。たとえばピンクチラシや特定の宗教に関するチラシは、業者ではお断りするケースがほとんどです。
上記に該当しない内容であれば、基本的にどのようなチラシでも配布可能です。また、紙のチラシ以外にもポストに投函できる配布物であれば配布可能です。
Q.クレームが来たらこちらはどのように対応したらいいですか?
ポスティング業者に依頼している場合でも、クレームの第一報はチラシに書かれている連絡先に届くことが多いです。
その際は謝罪の言葉と、先方のお名前・住所・電話番号を聞き、依頼先の業者へ共有しましょう。以後のやり取りは、ポスティング業者が代行してくれます。
まれに謝罪の姿勢として金銭を要求してくるケースもゼロではありません。しかし、そのような申し出には一切応じる必要はありません。
関連コンテンツ: ポスティングでよくある7つのクレームと対策・対処法を伝授!
アドネットは練馬・杉並・武蔵野・三鷹エリアでポスティングを承っております。
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まとめ|業者選びはポスティング効果を上げる重要なポイント
最後にもう一度、この記事の本旨である「ポスティング業者の品質をはかる6つの比較ポイント」を振り返りましょう。
- 適切な配布料金でサービスを提供しているか
- 配布エリアについてくわしい知見を持っているか
- 配布スタッフの教育・管理体制は十分か
- クレームが発生した時の対応が明確か
- 配布完了の報告があるか
- ポスティング関連団体に加盟しているか
一見すると「チラシを配布するだけ」なのでポスティング業者のサービス品質には大きな差はないと思いがちです。しかし、実際のところはそうとは限りません。
優れたポスティング業者に依頼することが、ひいては集客効果にもつながっていきます。
株式会社アドネットは、練馬区・杉並区・武蔵野・三鷹エリアに強いポスティング業者です。同エリアで30年以上の配布実績があります。
エリアに関するご提案はもちろん、チラシのデザインについてもこれまでの知見からご提案させていただきます。
ポスティングに関するお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!
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